ここ数年CADが飛躍的に普及した結果、図面の質が落ちたように思いう。
まず第一に寸法の入れ忘れ。
気軽に寸法をひょいひょい入れやすくなったせいか、ずいぶんと気軽に寸法を入れ忘れてくれる図面屋が多い。しかもそういうのに限って急ぎ。しかも問い合わせると当人は有給で休みとかね。最悪だよね。
それと、寸法も見づらい。もっと見やすいところに配置すべきところを、CADの自動配置に任せてしまって、実線と重なる寸法がかなりある。
図の配置もかなり変なのが多い。側面図をひとつ足せばすむものを、無理やり寸法をあちこちに入れて、なにこれって図面になる。
分かりにくい図面は当然読むのも遅くなるし、見積もりも高くなる。これ当たり前。見積もりの文句を言って値段を勉強させる前に、もっと図面の勉強をしてほしい。
おまけに最近はむやみやたらに公差がうるさい。下手をすると図面のどこを見ても±0.02だったりする。もうアホかと。あなたの設計する製品は一発で組み立ちますか?と聞きたくなる。こういうところに限って検査が異常にうるさい。(この件はまた改めて書きますが) ±0.1のところを0.01入ってませんとかって帰ってくる部品があったりすると、おいおいって気になる。C面が0.05大きいとかって言われたこともあったな。だから?って言いたくなる。
と、図面についてあれこれ書いてみました。
書き出すとどんどん横道にそれだすので、それた分はまたタイトル分けて後日書きますね。
それでは、世の設計者の皆さん、より良い図面作りを目指してくださいますとともに、お互い良い品物作りを目指しましょう! お粗末。
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Posted on 4月 17th, 2004 by snail
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