今更ながら、日本vsクロアチア戦の感想を。
入院していたって、サッカーだけは絶対に見るぞという気持ちですね。
■勝利をみすみす逃したクロアチア前半
技術は互角、組織力は日本有利、フィジカルはクロアチア有利という状態で対決した両チーム。
日本は守って速攻を狙う作戦であることは、前々から言われていた通り、守りつつポゼッションサッカーを目指す。一方クロアチアはスルナを中心に放り込むサッカーで、空中戦を苦手とする日本を攻め崩す作戦。
序盤クロアチアは明らかに優勢だったと思う。日本はことごとくクロアチアにチャンスを与えており、そのチャンスの源がスルナからのクロス、そして宮本のパスミスだっただろう。以前から思っていた事だけども、なぜ宮本を含め日本のDF陣はあぁもボール回しが下手なのだろう。
試合前の宮本は目が血走っていて、あれで実力を発揮できるのだろうか?と心配だったが、その心配が試合開始早々に大当たりした。確かにあの真剣で血走ったまなざしは日本の女性ファンを釘付けにするのかも知れないけどもね、クロアチアは甘いマスクじゃ攻撃をやめてくれないんだよ。
ことごとくパスミスを繰り返す宮本、ボールを持ってあんなに不安になるCBが居るだろうか?今回改めて宮本のCB資質を疑った場面だ。恐らく宮本は前回の3失点を受けて、かなり精神的に追い込まれていて、今回は絶対にミスをしないぞ!という意気込みが、あの試合前の顔から伺われたけども、それがかえって徒になった結果。やはり試合前は適度な緊張とリラックスが必要なんじゃないだろうか? ブラジルの試合前の和気藹々とした控え室を見習って欲しい。
そして、最終的には宮本のお粗末なファウルからPKを与えてしまう。
しかし、ここであのやっちゃったGKの川口が、神懸かりセーブを発動した。これがあるから、あのキーパーは代表で居られるんだろうなぁと感心するやら、あきれるやら。
後のインタビューに「試合前にビデオで研究していたが、とっさに忘れてしまい、本能で左に飛んだ」と答えている。まさに運だったわけだ。神様もいたずらなもんだ。
この神様にいたずらで、試合は日本に傾き始める。
この1シーンで、危ない男スルナが、普通のプレイヤーに成り下がってしまった。
それまで、攻められる一方だった日本も、PKをはずしたスルナが落ちぶれた事で、スムースにパスが回るようになり、クロアチアのFWも足が止まり始め、攻撃が怖く無くなってくる。
と共に、ダメダメだった宮本も目を覚まし、動きが良くなる。
■勝利をみすみす逃す日本後半
後半に入ると、クロアチアの攻めは、全く怖くなくなっていたと思う。スルナのぼろぼろ感。クラニチャルも足が止まり、DFを出し抜けなくなっていた。
そこへ訪れた大きなチャンス、加地からの絶好のパスを柳沢が凡ミス……ヾ(℃゜)々
トラップしてからでも入ったんじゃ?と思われるパスを、なぜか右方向へ当たりそこねのぼてぼてシュート。やはり柳沢は柳沢でしかなかったという感じ。あそこまで期待を裏切ってくれるFWも珍しい。
あのシュートが入っていれば、日本は押せ押せムードで、まだ点数が入ったかもしれない展開だった。柳沢の国内での評判も今までの悪評が吹っ飛んだだろうし、もしかしたら柳沢自身の将来も変わっていたかもしれない。とにかくここで日本は勝利を逃してしまったと言っても過言じゃない。
■監督もどっこいどっこい
息子かわいさに代表招集して、スタメンに出すクラニチャル。愛弟子かわいさに柳沢を使い続けるジーコ。思い起こせばこの同点劇は、こんな監督のどっこいどっこいの起用からも明らかだったんじゃないかと思う。
とはいえ、今回のジーコの起用は、今までで一番だったんじゃないか?と思えるほど、冴えていた。それが今回のフォーメーションと、後半での稲本の交代が大きかった。稲本投入で弱ったクロアチアの攻めを、さらに弱めた感がある。
■サントスについて
それと、攻めで良い動きを見せたのがサントス。我が家では評判の悪いサントスなんだけども、こと攻めに参加した時のサントスの動きは、料理で言えばちょっとしたスパイス的な要素になっている。 あのサントスがオーバーラップしてきた時ばかりは、ちょっと相手ディフェンスも混乱する様子が分かる。あいにく今回は点数につながらなかったけども、彼が起点になって得点というシーンは、もう何度も見ている。
ただし、ディフェンスが駄目なんだよな。とにかく寄りが悪すぎ、特に前半スルナのクロスをばしばし上げさせていたのは、大いに罪がある。あと半分は相手との間合いを詰めないと、あのクラスの選手のクロスは簡単にあげられてしまう。宮本のミスにさんざん怒っていたサントスだけども、人の事を言っている場合じゃない、自分もディフェンスをもっと勉強した方が良い。
それだけで、かなりのパフォーマンスを発揮できると思う。
■中田、中村について
中田、中村この二人は本当に日本にとって、良い中盤を作る要。この選手がいなかったら、日本はどうなって居るんだろう?と思うくらい良い中盤を作っている。この中盤が良すぎる為に、FWが育っていないんでは?と思う節もあったりする。
特に今回のクロアチア戦では、中田が狂ったようにミドルを打っていた。しかもかなり良い弾道だった。もう少しコースを狙えていれば、入っただろうシュートが何本かあった。
次の試合でもミドルを打つべく、合宿で中田と小野が練習をしているらしいけど、ボールの蹴り方は中田の方がミドルが入る蹴り方をしているように思う。相手を驚かす意味でも、ばしばしシュートを狙っていって欲しい。
■今大会のボールはスーパープレイを生みやすい
今大会になって、なにかとミドルシュートが入りやすく、キーパーがスーパーセーブを連発していると言われている。ミドルシュートが入りやすい件については、今回のボールの特性がうまく発揮されていると報道されているんだけども、ことスーパーセーブについては報道があまりない。
私の憶測だけども、あのボールは弾道が思った以上に曲がりやすいが故に、キーパーの取れないところへそれるボールは入るし、その逆にキーパーが本来取れないであろうコースも、手の当たる方向に微妙にまがり、手ではじくパターンが多いんじゃないだろうか?と思っている。
あのボールがグニュっと曲がるのは、ペナルティーエリアに入ったあたりだというから、「あ、とどかないかも!」と思って飛んだら、実は手の方にグニュっと曲がり、当たってスーパーセーブ。
恐らくそんなところだと思ったりする。
次回ブラジル戦、本命選手たちは控えに回ってしまう可能性が高いけども、少しリラックスをして、サッカーを楽しむつもりで、是非ジーコの目指す自由なサッカーというものを展開してくれたら、少しは日本の良い面がでるんじゃないかなぁと、期待しつつ応援したいと思う。
- 人気度:
- 6%
そうか!!スーパーセーブにはそういう理由があったのかぁーー!!
なかなか鋭いですね^^
ホントに今回は凄いんですよねキーパーが。
次戦は是非ともジーコの掲げる「自由な発想のサッカー」をお願いしたいもんです^^;
一番それに近い選手はやっぱり中村ですかね?
オーストラリア戦の小野は違いましたね。あとはちょっと自信ないですが遠藤とか?
サントスはある意味自由で好きです。次戦が楽しみです。
>>1 三代目新星さんへ
サントスねぇ~。
あと希望があるとしたら、球離れを良くして欲しいな。
ドフリーでオーバーラップしたのに、ディフェンダーをわざわざ待つときがあるからねぇ。待たないで打っとけ!って思ったりする。