Not quick a Nine

納得いかない!!

ファウナをやってみた

s-p1060374 2009年 ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされている、「ファウナ」をようやくプレイすることができました。

ガストロポーダにも並べようと思っていたので、まずはルールの和訳から始めました。
和訳をするまで、これは英語版の方が動物名が良くわかり、圧倒的に楽なんじゃないか?と思っていたんですが、日本人にとっては、ドイツ語版の方が好都合なことがわかりました。

というのも、このゲームはカードホルダーに出てきた動物カードについて、生息地と重さ、大きさなどを当てるという単純明快なゲームになっています。
これが英語版で出てくると、重さ、大きさの単位が、グラム&メートル法では無い可能性があります。大きさや重さでは感覚が非常に重要になってくるので、これがフィートだったりオンスやポンドだったりすると、感覚が狂い全くゲームにならない恐れがあります。

とはいえ、動物名がドイツ語と学名だけというのも、非常に遊びにくいわけで、すべての動物名に和訳シールをつけました。学名をメインに、時にはドイツ語を頼りに、動物名を割り出しました。中にはちょっと……と思うような訳もあったりしますが、当たらずとも遠からずというところに、収まっていると思います。学名でもしっかりと検索できない黒面には、幾度も悩まされました。
さらに地域名にもシールをつけました。地域名については、若干地図が見にくくなるので、もう少し小さいシールにすれば良かったと思いつつも、もう作ってしまったので、このままで(^^ゞ

この動物カードは150枚あり、表側が緑色の標準的な動物編、裏側が黒いちょっと変わった動物編となっていて、合計300種類の動物が登場するようになっています。
クイズ系のボードゲームということで、何度もやっていけば、当然覚えてしまう問題も数多くでてくる訳ですが、さすがに300種類も出てくれば、「そんなに覚えてられない」となります。

初回プレイはいつもの通り、長男6年生と長女2年生です。
まずはカードを一枚めくり、最初のカードを見ます。
そこには「シロハラジネズミ」が。。。。 しらない。全く知らない(T_T)

どこに住んでるか分からないなら、とりあえず、絵を見て大きさと重さで勝負です。
ネズミだから10cmくらいかなぁとか、重さは20gくらいだろうか?とか良いながら、自分のコマを置いていきます。
沢山置けばそれだけ当たる確率は増えるけども、外れた場合は置いたコマは戻ってきません。
なので、自信のない動物については、安全を見てコマを置かないで、知っている動物が来たら、当たりの周辺に沢山置いて得点を稼ぐという方法が効果的と思われます。

動物の中には「アメリカアリゲーター」とか「ヨーロッパクサリヘビ」など、生息地そのまんまの動物がいたりします。ドイツ語から訳す際に、地域名を抜いてしまうか?とも思ったんですが、こういうふうにあからさまに地域名が入っているのも、得点の奪い合いになったりして面白いので、そのまま採用してあります。

案の定、今回も「アメリカアリゲーター」の時にはアメリカ区域がコマでいっぱいになりました。

ちなみに、ドンピシャの場所だけでなく、その周りにもおこぼれの得点が入るので、確実に生息地が分かっている動物などは、いくつもコマを周りに置いて、得点を稼いだりもできます。

小学生も6年ともなると、意外に色んな事を知っていて、思いも寄らないところで得点を稼がれ、最初は20点以上の差を付けられていましたが、得点の稼ぎ方を考え出してからは、徐々に差を詰め、最後には10ポイント差で勝ちました。
ま、、、子供相手ですが(^^ゞ

やってみた感覚としては、ゲームに勝利することよりも、問題の動物に関して、あ~だこ~だ良いながら、推測しつつコマを置いたり、思いがけない答えに驚いたりという部分で楽しむゲームになっていると感じました。

こんなクイズゲーム面白いの?とか思っていましたが、意外にも面白く仕上がっています。
そして、子供達の食いつきもかなり良かったので、流石情操教育に熱心なドイツだなぁと、妙に感心しました。

また例のごとく、数は少ないながらボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」に並べておきましたので、気になった方は是非どうぞ。

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