Not quick a Nine

納得いかない!!

夢の実現までもうすぐですね(クラウドコンピューティング)

久々の更新ですが、今日は巷で話題のクラウドコンピューティングのお話。

クラウドコンピューティングをWikiで検索すると、以下の様な説明が出てきます。

従来のコンピュータ利用は、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェアソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形になる。
ユーザーが用意すべきものは最低限の接続環境(パーソナルコンピュータ携帯情報端末などのクライアント、その上で動くブラウザインターネット接続環境など)のみであり、加えてクラウドサービス利用料金を支払う。実際に処理が実行されるコンピュータおよびコンピュータ間のネットワークは、サービスを提供する企業側に設置されており、それらのコンピュータ本体およびネットワークの購入・管理運営費用や蓄積されるデータの管理の手間は軽減される。

かれこれ10年以上前の話ですが、製造業界のとあるメーリングリストに参加していました。
当時の製造業界ではインターネット活用というものが、あまり活発に行われてませんでした。
図面のやりとりや注文書などの書類はFAXだし、詳細の打ち合わせといえば、電話や直接会って話すのが当たり前でした。
今では、メールでのやりとりは当たり前だし、図面はPDFだったり、それこそ3Dのデータをやりとりして、即座に3Dで形状確認が可能な時代になりました。

そんな一昔前の話ですから、メーリングリストに参加している方々といえば、ちょっと先を行く人達の集まりという感じでした。
その中から少しでも未来の製造業を話し合えたらと思い、メーリングリストに参加していた訳です。

その中で、どなたかの会社のPCのHDDが壊れたらしく、会社で管理していた大量のデータベースの内容が失われた事を受けて、データの管理運用で議論になりました。

その際に、私の理想論として、

いつ壊れるか分からないような危ない場所に仕事の命とも言えるデータを置いておくのは非常に危ない行為なので、本来ならば自社で管理しているPCなどのHDDにデータを蓄積しておくなんてことはしない方が良い。
近い将来、社内のPC上にはデータを置かず、インターネット上やレンタルサーバ上にデータを置き、会社のPCからはそのデータをネットを介して見る事になるだろう。

という投稿をしたのですが、これに対してかなりの反論が有りました。
今でいうと炎上とでも言うんでしょうかね。

大切なデータを他人様の所へ、しかもネットを介してなんて、考えられない!!

非常識!!

ばかじゃね~の?

これからシロートは……。

てな感じでしたね。
しばらく私の考えを説明していましたが、こちらから何か言う度に、炎上が酷くなるので、諦めた記憶があります。

あのメーリングリストはもう既にありませんが、猛反対したあの方達はどうしてるでしょうかね?
みなさん揃って時代の最先端を走る経営者達でしたから、 きっとクラウドをバリバリに利用して頑張っているんだろうなぁと思います。

今後クラウド化はどんどん進み、パソコンのみならず色々な家電もネットワークで繋がり、様々なデータを共有しつつ進化していくと思います。
そうすることで、さらに進んだ利用方法だったり、使いやすさだったりが向上するだろうし、そのデータを使用して「あっと驚く!」サービスが生まれてくるかも知れません。
例えば、エアコンの使用状況を細かく情報収集することで、その周辺地域の適正使用状況を割り出して、快適になるように半自動化できたり、省エネ対策に活かせるかも知れません。これは既に行われていますが、卓上ポットの使用状況でお年寄りの生活状況を確認するなどなど。。。

ま、こんなにとんがったところまで考えなくても、無くなったら困るようなデータをクラウドに載せてしまうってのは簡単に思いつきますよね。
家族でいえば、大切な思い出の写真などは筆頭です。昔ならばアルバムとして大切に保存してきた物ですが、今ではデジタル化が進んで皆さんPCの中などに保存していたりします。
最近聞かれるのが、そういった写真のデータの保存について、DVDに保存したいんだけど……みたいな事を言われますが、私は「辞めた方が良いよ」と助言します。
というかDVDだけじゃなくて、どうせならUSBとかSDとかにも重複して保存とか……。
って考えると、こういうのはとっととクラウドサービスで。となりますよね。

それとか、家族で共有の予定表などはGoogleカレンダーみたいなサービスを使えば、何時でもどこでも最新の状況を家族で共有することが可能です。
そのうち、このカレンダーにリンクさせられるような日記が書けたり写真が貼れたりといった、家族での思い出作りに特化したサービスが出てくるかも知れません。
年賀状を出す度にひっくり返す住所録もクラウド化の筆頭です。こんなもん、保存していたストレージが壊れるなんて、悲惨ですから、クラウド化と同時にリスク分散です。

私も使用しているiPhoneを始めとしたスマートフォンの出現によって、クラウドコンピューティングの視界がど~~~んと広がりました。
もう携帯の中に重要なデータは殆ど入っていません。 もしiPhoneが今日壊れても、新しいiPhoneを購入するだけで、カレンダーから住所録から写真から全てが数時間で元通りになります。

昔私がこうなったらいいなぁと考えていた状況が、現実のものになりつつあります。
本当に凄い時代になったもんです。

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