もう1年以上になると思いますが、ファイルの削除にとんでもなく時間がかかる現象が続いていました。
現象としては、いらないファイルなど複数のファイルをいっぺんに消すと必ずと言って良いほど、マシンが固まるというものです。
ほとんどフリーズしているんじゃない?と思うくらいに遅くなります。タスクマネージャを見てみると、ほとんどCPUの使用率は上がっていません。ただ、HDDは光りっぱなしで、何かのファイルを大量に処理しているという印象でした。
それこそ、非力なノートパソコンでも一瞬で処理が終わるような20個程度のJPGの削除でさえ、5分とか10分とかかかるので、沢山のファイルを削除する際は、少しずつ消したりしてごまかしていました。
一つずつ消す分には、なんの苦労もなく一瞬で消えるのに、複数になると途端に遅くなる現象って……。
さらに、この現象が起こるのは何も自分でファイルの削除を指示した時だけでなく、ソフトウェアが削除の作業をした時にもなるようで、Webなどを見ていると、いきなりフリーズし「何事???」と思いHDDを見ると、アクセスしっぱなし状態。
それでも5分ほど待つと、何事も無かった様に動き出します。
いずれの場合もタスクマネージャでは、プログラムのどれかがフリーズしているという素振りはありません。
しかし、こんな状態では、さすがに業務に支障がでるので、そろそろクリーンインストールをして一掃してしまうかな?と思い、他のマシンで環境のセットアップをしている所でした。
先日、仕事中にまた例のフリーズ状態が始まったのですが、どうにも待てない!と思い始め、たまたま外付けのUSB-HDDだったので、思い切ってUSBを外してしまいました。
すると、延滞で書き込み出来ませんよ~的なエラーが表示され、そこに書いてあった情報で、「Drive Information」というフォルダの中の「wkNtFsLdf.dat」てなファイルをアクセスしていたことが判明。
どうやらこいつにアクセスしている主が犯人らしい。
早速ネットで探してみると、ありましたありました。
なんとFinalDataが作り出すファイルのようです。
FinalDataと言えば、確か随分と前にHDDが壊れて泣く泣くすがったことがあった気がするソフトです。
FinalDataをアンインストールしてみると、今までアクセスにロックがかかっていた例のファイルを消すことが出来ました。
と思ったら、、、なぜか数時間後にまたフリーズ(-。-)
なんでよ~~~!!と思いつつ、Cドライブを見てみると、またあの忌々しいDrive Informationが復活しているじゃぁありませんか。
FinalDataはしっかりと削除されているはずなのに、なぜ復活したんでしょう。
そこで、今度はmsconfigを立ち上げて、読み込んでいるサービスの一覧を出して、しらみつぶしに調べていくことにしました。
ダメダメ、ぜんぜんみつからね~~と諦めかけていたところ、最後の最後の「WDelMgr20」というファイルで出ました。
こいつがFinalDataのプロセスらしく、なぜかFinalDataをアンインストールした後も残っていた訳です。
ついでに、「NtFsLdf20」てなやつも一緒に発見。
コマンドプロンプトを起動して、以下を実行し、サービスを停止&削除します。
sc stop WDelMgr20
sc stop NtFsLdf20
sc delete WDelMgr20
sc delete NtFsLdf20
さらに、再起動して、以下のファイルを削除します。
C:\WINDOWS\system32\drivers\WDelMgr20.exe
C:\WINDOWS\system32\drivers\NtFsLdf20.sys
これで、正真正銘の一件落着です。
それにしても、HDDがおかしくなったからインストールしたソフトなのに、それが原因でパソコンの挙動がおかしくなるってのも本末転倒(T_T)
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Posted on 8月 30th, 2008 by snail
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