巷で話題になっているドミニオン。当然私も手に入れていたわけだが、ちょっとブログでの言及を躊躇していた。
方々で絶賛されているけども、実際どんなもんなんでしょ?そこまで絶賛する程の内容だろうか。
残念ながら私の評価は、絶賛している皆さんと同じではなく、微妙??って感じだ。
確かに自分のデッキを回しながら強くして、ポイント購入の収束点を見極めて、一気にポイントを稼いで勝ちに行くというのは、斬新なアイデアで良いとは思う。
だけど何となく物足りない。
基本的にボードゲームというのはジレンマを楽しむものだと思う。ドミニオンはこのジレンマの数が圧倒的に少ない。基本的にカードの購入に縛りがないから、デッキの構築の段階では、ほぼ自由だ。多少邪魔は出来たとしても、ここにはジレンマはない。
みんながポイントカード購入のタイミングを計りつつも、自分のデッキ構築に没頭する姿は、さながらソロプレイだ。
ソロプレイしている感ってのは、プエルトリコの時にも感じたが、プエルトリコでは、作物の処理をどうするかにほかプレイヤーとの駆け引きがあり、そこにジレンマが多くあるためにソロプレイ感が薄れていた。
このジレンマの質や量の違いがドミニオンの評価を微妙なものにしている。
ボードゲームの評価なんてもんは、好みの違いだろう。
だから、私と同じように思う人もいるだろうし、全く違った感想の人もいる筈だ。
きっとあのスタイルに、もう少し他のジレンマをブラスしたら、わたしの評価は激減するんだろうけどなあ……。
ま、それがわかるなら、ゲームデザイナーになれるってもんだよな。
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Posted on 1月 2nd, 2009 by notquicka9
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