Not quick a Nine

納得いかない!!

ショップの食い合いの件

ボドゲ関連のブログをしつこいくらいチェックして回っているんだけども、私にとっては非常に気になるエントリがあった。

それがこれ。
食い荒らしではなく食い合い

そのなかで特に印象的だったのがこの部分。

昨年あたりから、大企業による食い荒らしではなくて、中小ショップ同士の食い合いの様相が散見されるようになってきた。
同じタイトルを複数のショップが輸入し、それぞれ別々に訳を作って売り出す。発売は1日でも早いことを競う。結局同じくらいの時期に売り出すが、ユーザーが分散するため、どこもあまり多くは売れない。さらに、ユーザーの評価が今ひとつだったりすると目も当てられないような状況に……そんな事態が起こっている。 Table Games in the World:食い荒らしではなく食い合い

上記の事を踏まえて、「現在の状況はとても見ちゃいられない」と締めくくっているわけだけども……。

う~~~ん、どうなんでしょうねぇ。。。

喰い合うゲームショップ 日記 遊星からのフリーキック
こちらで、てらしまさんもおっしゃっていますが、これは市場原理としては、正常なのでは?と思ったりもするわけだ。

私も時間とお金に余裕があれば、ボドゲショップの一つくらい持ちたいと思うちっぽけな自営業だったりするから、上記の様な、新規参入を拒むような業界の動きは、ちょっと嫌だなぁと思ったりする。

ま、ボドゲ屋をやる余裕が無いから、片手間でカードスタンドとか、その他アクセサリの製作計画なんかをしている訳だけどもね(-。-)

そもそも、ボドゲの仕入れってのはどのくらいなんだろか?
普通なら、売れそうな製品ってのは、どこか1社が専属契約かなにかを結んで、優先的に大量輸入しつつ、国内ショップには卸値で数多く裁き、各ショップは薄利多売で儲けるというのが自然な流れだと思う。
これを可能にするには、このシステムが成り立つだけの儲け率が無いと駄目な訳だけども……どうなの?この辺。これが出来ないほど各社薄利状態なのだろか?

ただね、小売りショップが増える事で、市場を食い荒らしてるってことにはならないと思うんだよね。
小売りショップが増えるってことは、それだけ、一般の人が手にする機会が増えるってことだし、総代理店の輸入総数が増えれば、仕入れ値が更にさがるわけで、ボドゲ界全体で考えれば、プラスになると思う。

だから、メビウスみたいなこの業界を引っ張っていく存在のショップには、新規参入大歓迎ですよってスタンスでいて欲しいんだよな。じゃないと、業界全体がギスギスしちゃうと思うよ。
新規参入を食い荒らしなんて考えるんじゃなく、市場を大きくしていくための仲間って考えたら良いんじゃないかなぁ。

あとね、ボドゲ業界ってのは、もっと大きく出来る可能性がいっぱいあると思うんだよ。
例えば、私自身が3人の子持ちの親だから、よ~く分かるんだけど、やっぱり子供にはなるべくテレビゲームで遊んで欲しく無いって常に思ってるわけ。 別になにか確実な根拠があるわけじゃないけど、やっぱり良くない気がするんだよね。
そういう親の心理の中では、ボドゲってのは、かなり心を許せる存在なはずで、もっともっとそっち方面にPRしたらいいと思う。

stuffedblue1bそれとデザイン方面でももっと売り込めると思ったりする。
例えば、女の子の部屋にある本棚とかに、ちょこっとボドゲのコマが置いてあったりしたら可愛いし、カルカソンヌのコマの形をした大きなクッションが部屋に二つ置いてあったらキュートだ。 ファッション雑誌とかの小物として、出版社などに無料でどんどん提供すれば、そのうち誰かが使ってくれたりするかも知れないよね。

あとはTVでの露出だよね。
去年はTheゲームナイトというボドゲの番組があったけども、いつの間にか終了してしまったらしい。
資金的にきついのかも知れないけど、映像で雰囲気を伝えるってのは凄く重要だと思う。
特にボドゲにハマル芸能人を露出させれば効果的なので、深夜番組などでパーティーゲーム系のボドゲを面白おかしくやる企画なんかを根気よく持ち込むのも手だろう。ま、この辺はきっとスポンサー次第という所だろうから、大手おもちゃメーカーを口説く必要ありかも知れない。

とにかく、もっともっとPRが出来るはずで、それ次第では、もっともっとシェアの大きくなる業界だと思う。
ドイツではあれだけメジャーになっているんだし、実際私を含めボドゲマニア達が夢中になっているのは、幻でも何でもなく、確実に面白いからだ。この面白いという感覚は100人いたら100人が分かるものじゃないかも知れないが、少なくとも半分くらいには面白いと言わせる自信があるし、5人くらいはハマル奴がいるだろう。
だとしたら、日本全体でどれくらいの人が買う可能性があるかが計算できるし、PR次第でその数は達成出来る事になる。

特に、教育方面は頑張って欲しいと思うんだよな、親としてボードゲーマーとしてね。

(と、勢いで書いてしまったので、ちょっと乱暴だけど、とりあえずこのままアップ。)

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