Not quick a Nine

納得いかない!!

もっとホイップを!!

もっとホイップを!!s-0306motto-31
…aber bitte mit Sahne
(…but please,with whipped cream)

作者:Jeffrey D.Allers
人数:2~5人
年齢:8歳以上
プレイ時間:25分

他のサイトではあちこちでレビューがあり、面白そうだなぁ、美味しそうだなぁと思いつつ、指をくわえていたが、ようやく手に入れる事が出来た。

まずはゲーム内容よりもコンポーネントに注目。
恐らく数あるボードゲームの中でも、こんなに女性が食いつきそうなパッケージがあっただろうか??
男の私がうまそ!!って思うんだから、女性はなおさらかも知れない。
ゲームをやっている途中に、必ず誰かしらがケーキ食べたいと言い出す率100%じゃないだろうか。

と、、コンポーネントの話はこれくらいにして、ゲームの内容は、11枚のカードで出来ているホールケーキを、人数分に切り分けて順番に取り、得点を競うカードゲームだ。

やる事は簡単で、ホールケーキをまず人数分に分ける。
次の人から順番に、切り分けられた一切れを取り、カード事に食べるか取っておくかを決める。
食べれば、その場でカード上に書かれたクリームの個数だけ得点が得られる、取っておくと、ゲーム終了時に種類ごとに一番枚数を取って置いた人だけにカード上に書かれた数字の得点が入る。

たったそれだけのルールなんだけども、これが結構悩む。

s-0306motto-1まず悩み所としては、ケーキを切り分ける場面だ。
最初は良いとしても、途中から誰がどのケーキを集めているかが分かってくるから、なるべく偏った分け方はしたくないところだ。ただし、ケーキは11枚。この枚数は素数なので、絶対に割り切れない。ということは、必ず一枚多く分けられる事になる。
一枚多いと言う事は、それだけ点数がもらえる可能性があるということだから、自ずと切り分けた次の順番の人が取る可能性が高くなる。
まずは、この一枚多くなる部分に、どのカードを配置させるかと言う事がポイントだろう。

当然ながら、次に悩むのは取ってきたケーキの内、どれを食べてどれを残すかだ。
ホイップの多いカードについては食べてしまいたいが、ホイップの多いカードに限って競争率は高い。チョコレートの11点を取るか、上に載っているホイップ3×4枚を食べるか悩むところだ。結局3枚でトップ目を取れないなら、最初からチョコは食べちゃいたい。
また、自分がトップ目で集めているケーキについては、過剰に集める必要はないので食べてしまいたい。

このゲーム、な~んも考えずにやるなら、それはそれで良しだ。
ただし、考え出したらきりがない。深読みをすればするほど、先がある気がする。
もしケーキを切り分ける人が、このゲームを深く理解をしているなら、切る側は徹底的に悩む事だろうし、取る側もとことん悩まされる事になる。
なので、回数をこなしている内に、やけにみんな長考するようになる不思議(^_^;

悩んで脳みそを動かせば動かすほどお腹が空き、ゲームが終わる頃には、「さ~て、ケーキでも買いに行こうか」となること間違いなし。
なんなら、ケーキを前もって用意しておいた方が盛り上がるかも知れない。

もちろんケーキを切り分ける人は、このゲームに勝った人で決定。

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