Not quick a Nine

納得いかない!!

電力会社 工場マネージャー

pic595499_mdフリードマン・フリーゼの新作、電力会社 工場マネージャーが届いたので、早速和訳して、ルールを抜粋してみます。

このゲームは、有名な電力会社シリーズのうちの1作ですが、独立したゲームとなっています。
各プレイヤーはメインとなる工場ボードを持ち、その上に各設備タイルを置いて、工場を大きくしていきます。5ターン終了後に、1番資金の多いプレイヤーが勝ちです。

テーブル中央には、供給用のボードがあり、6種類の設備タイルがぎっしりと置かれています。この設備タイルは機械、ロボット、貯蔵設備、設備、制御設備、最適化設備などがあり、これが性能&価格順に並んできます。

工場には7人の労働者が常にいて、この労働者達が工場の機械を動かします。各設備には必要人員が決まっていて、必要な労働者数がいないと、機械が動いてくれません。設備の中には、ロボットのように必要人員を減らすもの、電力消費を節約するものなどもあり、これらをバランス良く設置していくことで、生産量が増えていき、収入が増えていきます。
工場に置ける設備数は決まっているので、その設備数と限られた予算のなかで、効率よく配置していく必要があります。

ゲームは5ターンで構成され、各ターンは5フェーズに別れています。
1.手順の競売
2.市場へ投入する設備の選択
3.設備の購入
4.工場の各種計算
5.収入

1.手順の競売
手順は競売で決定されます。ただし、競売で使用されるのは、なんと労働者です。
手番順位の早い人ほど、市場へ投入する設備の選択、設備の購入などを優先的に行える為、有利になります。
その競売で賭けることのできるのは、工場にいる手の空いている労働者のみです。工場には7人の労働者がいますが、設備に必要な人員は、常に工場の食堂に常駐している必要があります。食堂に入る必要のない労働者を「手の空いた労働者」と呼び、この後のフェーズでも、この手の空いた労働者数が重要な要素となります。
この、手の空いた労働者を競売に使います。使える労働者は通常はそう多くないので、なるべく競売で労働者を消費しないよう、上手に取引をしながら競売をします。

2.市場への設備投入
競売が終了すると、その手番順に、供給ボードに並んだ在庫の安い方から、手の空いた労働者の数分だけ、選んで市場に置きます。
選ぶ際にはかならず安い設備から選ばなければなりません。より高い設備が欲しい場合には、手前にある設備を市場に出さないと、選べません。万が一ここで出せなくても、後のプレイヤーが出してくれる可能性は残ります。
ここではまだ購入はできません。あくまでも、市場に並べるだけの作業です。
手番の1番最後のプレイヤーは、さらに追加で設備を選べる特権があります。

3.設備の購入
ここでようやく設備を購入することができます。
ここでも手番順で、手の空いた労働者数だけ購入していきます。市場には、すでに手の空いた労働者数+αの数だけの設備タイルがならんでいるので、その中から、適切であろうタイルを選んで購入していきます。当然高いタイルの方が、機能が良いので、高い方から購入していきたい所ですが、予算がそれを拒みます。
手番の遅いプレイヤーは、先に良い設備を買われてしまう可能性がありますが、代わりに購入割引の特典がつきます。

4.工場の各種計算
工場には、各種メーターがあり、それぞれ、必要な労働者数、生産量、貯蔵量、エネルギー消費量です。工場に設置した各タイルには、各メーターに対する影響力が書かれています。
必要労働者数とエネルギー消費が少なく、生産量、貯蔵量が多いタイルが1番重宝されますが、全てが揃っているものはないので、複数の設備でそれを補います。
設備によっては、ロボットのように必要労働者数を減らす物、最適化設備のようにエネルギー消費を減らす物などがあるので、それらを必要に応じて設置していきます。

5.収入
工場の収入は、生産量か貯蔵量のうち、低い方のパラメータによって決められます。
片方が飛び抜けて高くても、片方が低ければ、売上げは低いままとなります。
そして、エネルギー消費量に現在のエネルギー価格を掛けたものが電気代として差し引かれ、最終的な収入となります。
エネルギー価格は、ターンが進むたびに上がっていくので、いかに後半にエネルギー消費を抑えるか?が重要になってきます。

こうして、5ターンが終わった段階で、資金の1番多い人が勝ちとなります。
実際に遊んでみた感想は、次のエントリにて(^。^) ご購入はガストロポーダにて

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