Not quick a Nine

納得いかない!!

電力会社 工場マネージャーをやってみた

s-img_0298ゲームの概略は前のエントリを見ていただくとして、早速工場マネージャーをプレイしてみました。

今回は、お客さんを呼んで3人でプレイしてみました。

まず特徴的だなと思ったのが、手番順の競売システムです。
手番順を競売で決めるシステム自体は、昨今なんにも珍しくなくなっていますが、それに使用するのが労働者だということです。
この労働者の数が、いわゆるAP(アクションポイント)となっていて、いかに使用できる労働者を確保するかが、重要なポイントになってきます。

ゲーム序盤は、お金がない&使用できる労働者も少ないので、なるべく割引のついている手順タイルが欲しいところですが、あまり大きな数だと手番が遅くなります。自分が欲しいところは、当然他のメンバーも欲しいわけです。欲しいけども労働者はあまり使わずに競売を終わらせたい。スタート直後から、そんななんとも言えないモヤモヤが、プレイヤー達を襲います。

手順タイルを取ると、今度は手順通りに、設備タイルを取っていきます。取れる数はAPだけ。競売で労働者を使うと、ここでいきなりAPが少なくなるので、痛いです。
設備タイルは価格順にならんでいるので、手番が初めの方のプレイヤーは、安い設備タイルを市場に並べることになります。なので、あまり良いタイルは選べません。逆に手番の遅いプレイヤーは価格が高いタイルを選ぶことができます。しかし、次のフェーズでそれが残っているか?は対戦相手次第です。

s-img_0299

このゲームで1番悩む所は、おそらくここでしょうね。
・自分はどのパラメータを上げるべきか?
・資金は足りるのか?
・労働者数は次ターンで確保できるのか?

などなど、序盤から全員で悩みまくりです(^。^)

このすぐ後には購入フェーズです。
選択フェーズで散々悩んだ末の選択も、この購入フェーズではあっさりと水の泡になったりします。
というのも、手番が後の人の方が、良いタイルを市場に出せる代わりに、買うのも後なので、一生懸命考えて選んだタイルも、先に買われてしまう事が多々あります。
だからといって、考えるのが無駄か?というと、そうではなくて、相手がほしがっている所を読みつつ、先読みをしながら出していけば、多少は良いタイルが残ったりします。

s-img_0300購入フェーズでは、資金の都合の他に、労働者の数にも気を遣います。
機械を沢山設置すれば、生産量が上がるのは当然ですが、これでは必要労働者数が最大従業員である7人を簡単に上回ってしまいます。
上回ってしまった場合には、その分の機械は停止してしまいます。せっかく買った機械を停止させてはもったいないので、避けたいところです。

次のフェーズは事務処理となっていて、工場の各種パラメータを現状に合わせて動かします。ここで算出された生産量と貯蔵量のうち少ない方が売上げとなるので、両方をバランス良く上げていけば良い事は直ぐにわかります。しかし、なかなか上手にできません。
最終的な収入は、売上げから電気代を引いた分となります。

と、、、原理は十分に分かっていながらも、なぜか上手にいきませんね。
私が翻訳をしてルールを一番知っているはずで、数回プレイしたにも関わらず、まだ一度も勝てていません(-。-)

さて、毎度のことですが英語版のルールを読んだだけでは、ちょっとルールが曖昧な所が多々ありまして、あちこち調べつつ、最善の和訳にしたつもりです。
特に、労働者数が足りなくなった時に、期間労働者を2人まで雇うことができるのですが、このタイミングと雇用期間が曖昧でした。

そこでドイツ語ルールとBGGのフォーラムを参考にしました。
「期間労働者雇用のタイミングは、フェーズ3(購入フェーズ)の終わりとし、雇用したフェーズではタイルの購入はできません。雇用期間は次のフェーズ3の終わりまでとなります。」

現在の和訳では上記の様に解釈して書いてありますが、問題点など見つかった場合には、是非ご連絡ください。

ご購入は、是非ガストロポーダにて。

Popularity: 3% [?]