早いもので、もう秋ですね。秋の夜長には、ゆっくりと重めのゲームに浸ってみるのはどうでしょう。
私は、もともとプラレールとかが好きで、A列車で行こうなどにもハマったので、ボードゲームでも列車系には目がありません。
ということで、早速仕入れて、ルールを和訳してみました。
小難しいゲームが多いワレス氏にしては、目的も手順もわかりやすいゲームに仕上がっています。基本的には蒸気の時代の続編ということで、ルールなども若干プレイしやすいように改良されています。
このスチームは、各プレイヤーが鉄道会社として線路を作り、各都市にある荷物を目的の都市に運ぶことで、得点を競うゲームです。
マップ上には貨物として、色とりどりの木製キューブが置かれていて、このキューブ達を同じ色の都市へ運ぶことで得点を得ます。
より遠く、多くの駅を通過した方が得点が高くなりますが、各プレイヤーの機関車には性能があり、その性能の範囲でしか運ぶ事が出来ません。
そのため、機関車は開発することで、より遠くへ運ぶことができるようになります。
手番の最初にはアクションタイルを選択することで、様々な効果を得られます。線路を多く作れたり、線路を作る順番を最初にしたり、荷物を最初に運べるなど、様々なアドバンテージを選べるようになっています。
このアクションタイルを巡っては、手番順が大変重要になってくるので、手番を入札で決めるようになっているのが特徴です。
多く資金を投入すれば、それだけ早い手番でアクションタイルを取ることができます。
お金を掛けて早い手番を取り、良いアクションタイルを取るか、手番にはお金をかけずに、他に資金を回すかは、それぞれプレイヤーの自由です。
プレイヤーは、より多くの荷物を、より遠くへ運ぶ為に、手番を競って、線路を作っていきます。
運べる貨物は限られているので、プレイヤー同士が互いに狙ってくるのも、大抵は同じようなルートになります。当然、狙い目の都市の周りには路線が入り乱れます。
しかし線路は、くぐらせたり、都市のところで分岐を増やしたりできるので、意外な場所にルートが見つかったりします。
また、マップ上には町があり、これを都市に発展させることができます。都市に発展すると、そこには貨物が出現し、新たな資金源となります。
マップ上には灰色のキューブがありますが、このキューブは発展した都市にしか運ぶことができないようになっていて、高得点を狙うには、無視できない存在となっています。
貨物を運ぶと、通過した路線に応じて、ポイントが入り、そのポイントを現金収入か勝利ポイントに振り分けることになります。
最終的に勝利ポイントが多い人が勝ちですが、収入がないと線路を作れません。
このゲームには、ドイツゲーム特有のジレンマがあらゆるところに仕掛けられています。
順番の競りをどうするか?
アクションタイルはどうするか?
どの荷物を運ぶか?
何処に線路を作るか?
都市の発展はどうするか?
ポイントはお金にするか勝利ポイントにするか?
などなど、悩み所が沢山ある上に、さらにそれぞれが相互に絡み合って、どこに悩んで良いか悩むほど。
一般には重いゲームに分類されていますが、重い中でも軽い部類に入るでしょう。慣れてくると1人25分前後でプレイできるようになり、4人で1時間半ちょいが目安となります。
重いゲームの割りには、セッティングが楽だなというのが、私の第一印象です。
ここに載っている写真は、長男と昼休みにやっている2人プレイの様子。本来3人からのゲームですが、2人でもそれほど酷いバランスにはならないように思います。
秋の夜長、シルバーウィークに、じっくりと開拓時代を体験してください。
スチーム 英語版 – ボードゲームショップ ガストロポーダ
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Posted on 9月 15th, 2009 by snail
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奥さんの実家にお泊まりしている子供達を、迎えに行きました。
ちょっと時間が中途半端に余り、長男が「なにかボドゲしようよぉ」と提案。
ところが、車の中にはあいにくカタンとアクワイアしかなく、仕方ないのでアクワイアをチョイスしました。
うちの息子は、このゲームで以前大負けしたので、やりたがらないナンバー1のゲームだったので、再評価させるのにはもってこいのチャンスとなりました。
そんなこんなでいき込んで始めたんですが、なんせしばらく振りなもんで、私自身もルールを忘れている始末。
改めてルールを熟読して、さらに初めてのメンバーもいたので、掻い摘んでルール説明をし、ようやく始める事が出来ました。
このゲームは、幾つがあるホテルの株を売買し差益で儲けつつ、さらにM&Aを繰り返して儲けてやろうという、ホリエモン顔負けのルール。
プレイヤーは手番に手札である番号チップを1枚ずつ置いていきます。番号チップが連続する場所に置かれたら、即ホテルチェーン設立となります。空いている好きなホテルチェーンから1つを選んで、番号チップ上に置きます。ホテルチェーン設立のご褒美として、そのホテルの株券を1枚もらえます。
手番には3枚まで株券の購入する権利があり、盤上にある好きなホテルチェーンの株を買う事が出来ます。
ホテルチェーンが大きくなればなるほど、株の価値が上がっていきます。どんどんと大きくすれば、それだけ儲かるわけです。
さて、先ほど株の売買と書きましたが、手番に許されているのは株を買う事だけという所がポイントです。
ホテルチェーンが出来上がる度に、 株を買っていくと、当然資金が直ぐに底を尽きます。
ではどうするか? そう、吸収合併、すなわちM&Aです。
盤上にできあがったチェーン同士が繋がるようなチップが置かれると、そこでM&Aが行われます。
大きなチェーンが小さなチェーンを吸収し、ここで初めて株を売る事ができます。
小さなチェーンの筆頭株主と第2株主に対して、かなりの額の配当金が支払われ、さらには吸収された株を売ったり、大きなチェーンの株に交換したりできます。
ここで小さな方のチェーンに支払われるというのが、第2のポイントでしょう。吸収された方が、運用に回すお金が増えるわけです。
当然大きなチェーンの筆頭株主ならば、ゲーム終了時には大きな金額になるけども、それではゲーム中に資金が底を尽きるわけです。
そこで、巧い具合に吸収される側になりつつ、資金を増やし運用していくのです。
つまりは、なるべく大きなチェーンを作り、さらに大きなチェーンに吸収される方が楽なわけです。
11個のチップを超えるとホテルチェーンはM&Aしなくなります。巧い具合に大きなチェーンの筆頭株主になれたら、今度はどんどんとホテルを大きくし、M&Aできない大きさにしてしまえば、あとはさらに大きくして、株価が上がるのを待てば良いのです。
と、ここまで分かっていながらも、そう巧く事が運ばないのがボードゲームの面白いところです。
どこにチップを置いた方が得なのか、ひと手番ごとに、みんなで悩む姿や、大金を手にしてニヤける姿は、性格が出る場面で、何度見てもおもしろい(^。^)
結局2回やって、私はどちらも2番手という結果に。
色々言うわりには、大して強くなかったり(^_^;
さて、このゲーム、私としてはどうもお金をやりとりするのが億劫だなぁって思うんですよね。このゲームにお金のやりとりじゃない方法を採用できたら、素晴らしいのに。
ただ、子供達にはストレートにお金のやりとりをするゲームの方が、受けが良かったりします。
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Posted on 9月 14th, 2009 by snail
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パンデミックの拡張英語版を臨時で予約受付することにしました。
というのも、どうやら日本語版と英語版のカードのサイズが違うらしく、一緒にプレイするのが困難らしいのです。
対策としては、裏が透明じゃないスリーブに入れるなどの方法がありますが。。。
なんかなぁ……という感じです。
これに気付いたのが、お客様から届いた数通の「パンデミック拡張英語版は扱わないの?」というお問い合わせでした。
元々、数名から英語版が欲しいから輸入してと言われていたんですが、そんな需要あるんだぁ……という感じでした。
ところが、何通も来ているので、どうしてだろ?聞いてみたら、どうもサイズが違うっぽいとのこと。
ならうちで、必要な分だけ輸入しましょというわけ。
日本語版と同じ値段で@3780 @4100和訳付きとなります。(済みません、少し値段あがりましたm(__)m)
送料@650~(合計\13,000以上送料無料)
英語のが格好良くて良い。サイズが違うのはだめだろ。
などなど、いろんな理由で英語版の方が良い方はガストロポーダお問合せから予約受け付けます。
連絡いただけた方から順に追って、予約登録フォームを送らせて頂きます。
なお、基本的にキャンセルはできないので、よろしくです。
さて、とっとと和訳進めなきゃだな。
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Posted on 8月 14th, 2009 by snail
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>ゲームアクセサリーの中で、最も要望の多かったダイスブートが入荷しました。
本来は独自に製作したかったんですが、価格の問題もあり、今回は自作は断念いたしました。
ダイスには出目にどうしても偏りがあって、時には出目だけで勝負が決まってしまう事も多々あります。
キチンとダイスを振っていても「それ、いかさまっぽくない?」と言いたくなる程、偏った出目になる事があります。
そんな時に、このダイスブートてす。
これを使えば、ダイス振りにイカサマをする余地が無くなりますら、嫌なうたがいを掛け合うこともなく、スッキリとゲームを楽しむ事が出来ます。
本体は透明樹脂の組み立て式になっていて、持ち運び時はとてもコンパクトです。
透明なのでダイスがコロコロと落ちて行く様子もよく見えて、とても楽しめます。
カードゲームにはカードスタンド、ダイスゲームにはダイスブートという事で、どうぞよろしくお願い致します。
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Posted on 7月 25th, 2009 by snail
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ドイツゲームに良くあるブリッジサイズカード用のカードスリーブです。
ボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」 :: ユーロサイズ カードスリーブ 1セット(100枚)
ドイツゲーム大賞2009を受賞した ドミニオン、2008のアグリコラを始め、ル・アーブル、サンファンなど多数のゲームに使用する事が出来ます。
常にカードをやりとりするボードゲームでは、カードの傷みは想像以上になります。
トランプならば、他のセットを買えば済みますが、ボードゲームのように直ぐに絶版になってしまうものなどは、そういう訳にはいきません。
なるべく大切に使っていきたいところです。
そこで、カードスリーブの出番となります。
さらに、ドイツ語版のカードに日本語訳のシールを貼り付けて使用する場合などは、スリーブをかぶせ、スリーブ上に貼る事で、カードはそのまま使用する事ができます。 ルールに変更や間違いが見つかった時なども、スリーブごと交換してしまえばOK。
ついでに、カードスタンドを使用すれば、買った時のままのカードを維持できます。
今回はドイツゲームの綺麗な絵柄を損なうことなく楽しめるよう、より透明性の高い材質を使用いたしました。
ボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」 :: ユーロサイズ カードスリーブ 1セット(100枚)
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Posted on 7月 6th, 2009 by snail
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通販を行うとなると、一番最初にぶち当たる壁が、運送料だったりします。
海外から輸入するときも、お客様に国内配送する時も、なにかと運賃で悩まされます。
ボードゲームは重さがないわりには、箱が大きいのが多く、ちょっと梱包を工夫しないと、直ぐに100cmクラスの大きさになってしまいます。そのわりに2kgにも満たないと言う事がざらです。
国内各社の運賃表を調べると、大抵が大きさ分けで運賃が決まっていて、重さで分けている会社は殆どありません。
そんな中、ヤフーゆうぱっくはかなり大きな物まで低価格で発送できるので、かなり重宝していたのですが、ヤフーゆうぱっくが無くなってしまうということで、あちこちの運送会社にその辺を考慮して運賃値下げの交渉を行っていました。
地道な交渉の結果、どうにか重さ&距離ベースで運賃表を出してもらい、多少大きさがあっても、軽ければOKという契約を結ぶ事が出来ました。
そんなわけで、ガストロポーダの運賃表も若干改訂致しました。(もちろん安くなる方向で)
本当ならば、全国一律で!とかやりたいんですが、そこまで発送量が無いという事で、この辺が限度でした。
それと、家の中を埋め尽くしていたゲームが何となく少なくなり、ガストロポーダにも売り切れがちらほら。。。
これも皆さんのおかげです、有り難う御座いました。
速攻で補充したいところですが、まとまらないとなかなか発注できないのが痛いところです。
ここでも、もっと運送料が安ければなぁ……とか思います。もう、輸入は全て輸送量が命って痛感します。
今後の予定としては、
ドイツゲーム仕様のカードスリーブ(ありがちのやつです)
ダイスブート(これも例の奴)
カードスリーブについては、自分で必要になっただけという奴で(^_^;
ダイスブートはあったらよくね?って声が多数だったので、ガストロ製で作ろうかと目論んでいましたが、価格の折り合いがどうにも着きません。どうやって計算しても、板から削り抜きして、4000~5000円になってしまうので、今回はとりあえず、有名な奴を仕入れる事で妥協。(実は凄く悔しいんですけどね)
ということで、近況報告でした。
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Posted on 7月 1st, 2009 by snail
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アメリカ便に余裕があったので、ちょろっとパンデミックを入れてみました。
ボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」 :: パンデミック
もうご存じの方も多い、伝染病と闘う協力型ゲームです。
リアルでパンデミックが起こっている昨今なので、なにもゲームで病原体の恐怖を味わう事は無いとは思ったりもしますが……。
そこはそこ、爆発的に病原体が増えていく様は、最近のニュースを見ていても、よく似ているわけで、このゲームのシステムは凄いなぁと、改めて感心します。
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Posted on 6月 26th, 2009 by snail
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あのアグリコラの作者、ローゼンベルクの今年の作品である、「ル・アーブル」をようやくプレイすることができました。
実は1か月以上前から、ルールの和訳を初めて、どうにかこうにか形になってきて、ようやくプレイといったところです。
ガストロポーダの翻訳にはお手伝いしてくれる方も現れ、本当に助かっていて、そういう力添えが無ければ、こんなに大量の訳を完成させることが無理だったと、感謝しておりますm(__)m
おかげでようやくお店にも並べられました。ボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」
このル・アーブルですが、私が仕入れているということで、当然ドイツ語版なわけですね。カードが100枚以上あり、相当言語依存が高い部類だと思うので、その中にもかなり気を遣って和訳を行っています。
カード、ボードともにシールを用意し、徹底的に言語依存を取り除きました。その結果が画像の通りです。
とはいえ、ドイツ語版のあの独特な雰囲気は残したい私なので、カードに貼るシールの面積を、なるべく小さくしつつ、プレイアビリティは確保するという、ギリギリの調整を行いました。
このあたりは、各個人で好みの分かれるところだとは思いますが、私=ガストロポーダのこだわりの部分であります。
さすがに商品チップやラウンドカードなどに書かれているドイツ語はまでローカライズできませんが、そこは絵で理解できるので、問題ないと思います。
さて、肝心のゲームの内容は、さすがあのアグリコラの作者だけあって、最初から最後まで食料で悩まされます。
また、食料かよ!!といいたくなるほど、食料に追われて、やりたいことができないままゲームが終わるという感じで、まさにジレンマの嵐。このジレンマが楽しめない人は、アグリコラ同様、ル・アーブルも楽しめないでしょう(キッパリ)。
舞台はフランスはル・アーブル、世界遺産にも登録されている綺麗な港町です。
ここで働くプレイヤーは、港に届く商品を活用し、お金を儲けます。
プレイヤーの勝利ポイントは「フラン」です。要はお金をいかに稼ぐかです。
商品は加工をすることで、価値が上がり、それを材料に建物を建て、さらに良いものへ加工をします。加工品は船会社を通じて、発送することでお金に換えることができます。
アグリコラ同様、このゲームにもいろいろな施設=建物が登場します。
建物は財産であり、商品を生み出す施設でもあります。
建物を利用する際には、それぞれ利用料がかかります。自分の建物ならば利用料はかかりませんが、人の建物も利用料を支払えば使用することができます。
この、人の建物も使えるところが、アグリコラから進化したところでしょう。誰もが平等にレースを進めることができるわけです。アグリコラでは人が購入したカードは使用できないというところで、個人プレイ感が漂っていましたが、人のカードも使用料を支払えば使えるという事で、全体的な共同作業の感覚が生まれています。
ゲーム途中で、全員がどうしても必要な建物が出た場合、「誰が建てるわけ?」となり、その建物を建てる人は、自分の為でもあるけども、人の為でもある、その建物を建てることになります。
ここに、ル・アーブルという街を、全員が育てる感覚を味わうことができるわけです。
次にこの作者お得意の食料システムです。
7手番ごとに食料徴収があり、その食料確保に追われます。全プレイヤーが7手番なので、4人以上でプレイすると、1手番しかしていないのに、もう食料徴収という場面が訪れます。いかにして食料を安定確保するか、それがこのゲームの攻略ポイントとなります。
港町のゲームということで、船が登場するわけですが、この船が、食料確保の苦労を軽減するようなシステムになっています。
各プレイヤーはよりレベルの高い船を獲得するために、あれこれ手を尽くします。ルールにもありますが、船無くして勝利はあり得ません。
アグリコラ同様、やりたいことはたくさんあるのに、それがなかなかできない。
できないうちに、食料徴収が訪れ、あれよあれよという間にゲームが終わるという印象のゲームになっています。
アグリコラにソロプレイ感を感じてだめだった人は、このゲームの方が合っているかもしれません。
興味のある方は是非こちらからボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」
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Posted on 6月 24th, 2009 by snail
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2009年 ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされている、「ファウナ」をようやくプレイすることができました。
ガストロポーダにも並べようと思っていたので、まずはルールの和訳から始めました。
和訳をするまで、これは英語版の方が動物名が良くわかり、圧倒的に楽なんじゃないか?と思っていたんですが、日本人にとっては、ドイツ語版の方が好都合なことがわかりました。
というのも、このゲームはカードホルダーに出てきた動物カードについて、生息地と重さ、大きさなどを当てるという単純明快なゲームになっています。
これが英語版で出てくると、重さ、大きさの単位が、グラム&メートル法では無い可能性があります。大きさや重さでは感覚が非常に重要になってくるので、これがフィートだったりオンスやポンドだったりすると、感覚が狂い全くゲームにならない恐れがあります。
とはいえ、動物名がドイツ語と学名だけというのも、非常に遊びにくいわけで、すべての動物名に和訳シールをつけました。学名をメインに、時にはドイツ語を頼りに、動物名を割り出しました。中にはちょっと……と思うような訳もあったりしますが、当たらずとも遠からずというところに、収まっていると思います。学名でもしっかりと検索できない黒面には、幾度も悩まされました。
さらに地域名にもシールをつけました。地域名については、若干地図が見にくくなるので、もう少し小さいシールにすれば良かったと思いつつも、もう作ってしまったので、このままで(^^ゞ
この動物カードは150枚あり、表側が緑色の標準的な動物編、裏側が黒いちょっと変わった動物編となっていて、合計300種類の動物が登場するようになっています。
クイズ系のボードゲームということで、何度もやっていけば、当然覚えてしまう問題も数多くでてくる訳ですが、さすがに300種類も出てくれば、「そんなに覚えてられない」となります。
初回プレイはいつもの通り、長男6年生と長女2年生です。
まずはカードを一枚めくり、最初のカードを見ます。
そこには「シロハラジネズミ」が。。。。 しらない。全く知らない(T_T)
どこに住んでるか分からないなら、とりあえず、絵を見て大きさと重さで勝負です。
ネズミだから10cmくらいかなぁとか、重さは20gくらいだろうか?とか良いながら、自分のコマを置いていきます。
沢山置けばそれだけ当たる確率は増えるけども、外れた場合は置いたコマは戻ってきません。
なので、自信のない動物については、安全を見てコマを置かないで、知っている動物が来たら、当たりの周辺に沢山置いて得点を稼ぐという方法が効果的と思われます。
動物の中には「アメリカアリゲーター」とか「ヨーロッパクサリヘビ」など、生息地そのまんまの動物がいたりします。ドイツ語から訳す際に、地域名を抜いてしまうか?とも思ったんですが、こういうふうにあからさまに地域名が入っているのも、得点の奪い合いになったりして面白いので、そのまま採用してあります。
案の定、今回も「アメリカアリゲーター」の時にはアメリカ区域がコマでいっぱいになりました。
ちなみに、ドンピシャの場所だけでなく、その周りにもおこぼれの得点が入るので、確実に生息地が分かっている動物などは、いくつもコマを周りに置いて、得点を稼いだりもできます。
小学生も6年ともなると、意外に色んな事を知っていて、思いも寄らないところで得点を稼がれ、最初は20点以上の差を付けられていましたが、得点の稼ぎ方を考え出してからは、徐々に差を詰め、最後には10ポイント差で勝ちました。
ま、、、子供相手ですが(^^ゞ
やってみた感覚としては、ゲームに勝利することよりも、問題の動物に関して、あ~だこ~だ良いながら、推測しつつコマを置いたり、思いがけない答えに驚いたりという部分で楽しむゲームになっていると感じました。
こんなクイズゲーム面白いの?とか思っていましたが、意外にも面白く仕上がっています。
そして、子供達の食いつきもかなり良かったので、流石情操教育に熱心なドイツだなぁと、妙に感心しました。
また例のごとく、数は少ないながらボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」に並べておきましたので、気になった方は是非どうぞ。
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Posted on 6月 18th, 2009 by snail
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オイそれはオレの魚だぜ!DELUXEが入荷しました。
ボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」 :: オイそれはオレの魚だぜ!
もうかなり有名なゲームですが、今まで木製だったコマが、ゴム製の愛らしいフィギュアに変更されたデラックス版になりました。
実は仕入れるつもりは無かったのですが、他の物を仕入れる際に、荷物の重量調整の品物を探していたところ、たまたま目にとまり、このフィギュアに一目惚れして入れた物でした(^^ゞ
なので、数量が少ないです、お早めにどうぞ。
ゲームとしてはオーソドックスな陣取りゲームです。
自分のコマを動かして、元いた場所のタイルを取るだけです。
最終的にタイルに書かれた魚の数が多い人の勝ちとなります。
タイルには1~3匹の魚が書いてあるので、なるべく3匹の魚が書いてあるタイルに乗りたいと思うところですが、思うようには行きません。
氷はゲームが進むにつれ、あちこちに穴が空き、さらには小さな流氷へと変わってしまいます。
3匹の魚ばかりを狙っていると、あっという間に小さな流氷に取り残されて、身動きが出来なくなってしまいます。
むしろ魚ではなく、いかに最後まで動き回れるか?が勝負を分けます。
その為には、大きな氷になりそうな場所を見極める洞察力と、素早く進路を絶つ判断力が要求されます。
さらにゲームに慣れてくると、たくみに相手のペンギンの動く場所を無くして、閉じ込める事ができるようになります。
このペンギンとこのペンギンを動かすと、あのペンギンが手詰まりだな……とか。
手を先へ先へ読んでいって、結局どうやって動いても、取り残されるペンギンだったり、、、どうせ取り残されるなら、なるべく多く魚を捕ってから……などなど。 どことなく囲碁に似た感覚を覚えます。
考えることがスムーズに順を追って深くなっていくあたりは、単純な遊びだからこその利点だと思います。
ボードゲーム通信販売「ガストロポーダ」 :: オイそれはオレの魚だぜ!
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Posted on 6月 5th, 2009 by snail
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